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京都大学特命教授 博士(工学) DBアジュディケータ 調停人 仲裁人

マダガスカル・エホハラ港建設工事

マダガスカル フォール・ドファンに新しく建設されるエホハラ港プロジェクト。契約条件書はFIDIC Multilateral Development Banks Harmonised Edition 2005である。この条件書ではDBの設置が義務付けられている。

場所 :
マダガスカル フォート・ドファン
発注者 :
エオハラ港管理局とリオ・ティント(鉱山事業者)の共同発注
エンジニア :
Baird, Canada
コントラクター :
大豊建設(日本
施工期間 :
2006年10月~2009年7月
契約条件書 :
FIDIC MDB Harmonised Edition 2005

大本は3名のDBのメンバーの一人として選ばれる。

本プロジェクトはマダガスカル南東部にあるフォール・ドファンに港湾施設を新設する工事である。この港は隣接地域から産出する酸化チタン砂の積み出しと一般船舶、観光客船、一般フェリー等の使用に供している。建設契約には大規模浚渫、大規模防波堤の建設及び桟橋の設計と施工が含まれている。

契約当事者、エンジニアにとってDABを用いた経験はなかったが、エンジニアの主導により着工当初から設置されることになった。契約条件書はFIDIC MDB Harmonised Edition 2005が採用され、大本はDBメンバーの一人に選ばれた。

本プロジェクトでは当事者、エンジニアが非常に協力的に契約を履行し紛争の回避に努力したおかげで、DBの現場訪問はプロジェクト半ばで中断され、DB契約もその後竣工を待たず解除となった。このような当事者からの提案にDBメンバーは快く賛同した。

実質的発注者のリオ・ティントのChris Beaumont氏は2008年、南アのケープ・タウンで行われたDRBFの国際会議でDBの有用性について発表し、コントラクターの大豊建設は雑誌「土木施工」に詳細を報告している1。以下はChris Beaumont氏の賛辞である。

When we set off to construct a new port for Rio Tinto on the Southeast tip of Madagascar neither the Employer, the Engineer, nor the Contractor had experienced a Dispute Board before. We did however appreciate that the whole concept of the Dispute Board is one that encourages the contract parties to work together to resolve issues as quickly and painlessly as possible.

Because of this we never had to use the Board for a formal dispute, but it was comforting to know that we had access to some very highly qualified experts should one develop.

The Employer – Chris Beaumont, General Manager Construction, Rio Tinto

1. 詳しくは、土木施工2010年12月号(Vol.51, No.12)、コントラクターである大豊建設の投稿記事を参照 back

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